ようこそ、いらっしゃいませ。
こちらは
四代目・桂福團治
のホームページでございます。
ま、ま、ま、ずっと奥へ。
ごゆっくりどうぞ。
1・電話:06−6622−7848(桂福団治事務所) 2・メール:fukudanji@yahoo.co.jp 3・メールフォーム:http://form1.fc2.com/form/?id=802154 |
をお気軽にご利用くださいませ。 |
みなさまとの交流の場 掲示板:http://fukudanzi.bbs.fc2.com/
Facebook:http://www.facebook.com/fukudanzi
Twitter:https://twitter.com/4_fukudanzi
桂福團治の横顔
|
|
桂 福團治 (かつら ふくだんじ) |
|
・本名 |
黒川 亨(くろかわ とおる) |
・生年月日 |
1940年10月26日 |
・出身地 |
三重県四日市市 |
・血液型 |
O型 |
・身長 |
162cm |
・体重 |
55kg |
・趣味・特技 |
ゴルフ |
・出囃子 |
梅は咲いたか |
・紋 |
花菱 |
|
関西演芸協会第10代会長 |
【 略 歴 】 |
|
昭和35年3月 |
四日市商業高校卒業 |
【 受 賞 関 係 】 |
||||
昭和43年 「三洋文化新人賞」受賞
|
【福団治一門のご紹介】
福楽 |
|
1.芸名/桂福楽(かつらふくらく) |
丸福 |
|
1.芸名/桂丸福(かつらまるふく) |
(故人) |
|
1.芸名/桂福車(かつらふくしゃ) |
福六 |
|
1.芸名/桂福六(かつらふくろく) |
福若 |
|
1.芸名/桂福若(かつらふくわか) |
七福 |
|
1.芸名/桂七福(かつらひちふく) |
福矢 |
|
1.芸名/桂福矢(かつらふくや) |
福丸 |
|
1.芸名/桂福丸(かつらふくまる) |
福点 |
|
1968年生まれ。中学生の頃に視力を失いましたが、子供の頃から音楽に親しみ、 |
福龍 |
|
1.芸名/桂福龍(かつらふくりゅう) |
このページでは桂福団治の動画をご紹介いたします。
お時間のある時にごゆっくりとお楽しみください。
・「松原落語会 広報VTR」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=4am7jvDzYDk
・「松原での落語会の様子」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=NJis21k1Fgg
・「手話落語の先駆者『桂福團治』みのおFM タッキー816に出演 2011.4.9.
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=LzSr6kpGcC8
・「くっしゃみ講釈 1/3」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=Iwx27xZrlZM
・「くっしゃみ講釈 2/3」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=ksfkniv_7IQ
・「くっしゃみ講釈 3/3」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=1S8AxvaL71M
【桂福團治の落語口演】
『おすすめポイント』
上方落語(大阪・関西地方に受け継がれている伝統話芸の落語)は、一般的に「バカバカしい、滑稽な噺(はなし)」と、イメージされている方が多いと思います。
たしかに、朗らかに大いに笑っていただく演目が多いですし、それを求めるお客様の声も大きくて強いです。
そんな中、桂福團治は「人情噺の福團治」というようなキャッチコピーで表現されることが多くなりました。これは、桂福団治の人柄が演じる落語に投影されているゆえの評価です。
福團治が演じる落語には、大阪商人の人間関係の中の絆や情愛。他人同士なのに、強くつながり、互いに支えあい・助け合う。落語らしい「からかい」や「いたずら」の演出にも、背景にある人間関係が表現されることによって、噺の持つ奥深さが感じられます。
特に、親子関係・夫婦関係・家族の描写には「笑いながらも涙が流れる」というような不思議な情を感じる体験ができます。
このように「ホロリとする噺」「ジーンとする噺」を俗に「人情噺」と分類されます。
桂福団治が、じっくりと懐深く、なおかつ繊細に表現する「人情噺」は今までの上方落語には存在していなかった革命的なジャンルとして確立されました。
落語通の間では「人情噺の福團治」というキャッチコピーがすっかり浸透し、今では「福團治噺」と呼ばれることも多くなりました。上方落語では「人情噺=福團治噺」ということになるでしょうか。
落語は大いに笑って楽しんでいただく大衆的な演芸です。「伝統芸能」としてイメージしてしまうと「敷居が高い」「難しいのでは?」「初めて聴いても楽しめるだろうか?」という印象があるかもしれません。
でも、それは間違いです。世の中が便利になっても「人々の心」は、300年前の落語誕生期とあまり変わっていません。楽しいこと、心に響くこと、心に染み入ることは古典落語の世界も現代社会も大きな変化は無さそうです。
それ以上に、日本人としての「こころ」をあらためて落語から気づくことが大切な時代になっているのかもしれませんね。
ぜひ、桂福団治の語りと表現を体験して下さい。
『落語の高座設営について』
落語を楽しんでいただくためには「高座」を組んでいただく必要があります。
まずは、下の写真をご覧ください。
これらの画像は高座の参考です。必ずこういう設営をしなければいけないものではありません。
高座の様子としては、
1・高さ:演者が座布団に正座をした膝の高さと、お客様の目の高さが同じになるような高さ。
たとえば、お客様がパイプ椅子に腰掛けてご覧になる場合は、
お客様の床から高座の座布団までの高さは90cm〜120cmを必要とします。
2・広さ:畳2枚分(縦横1.8m四方)程度の正方形程度は欲しいです。
広く取れれば良いのですが、狭くても一辺1.2mは確保していただきたいです。
3・その他:
座布団は、和室で使われているような普通のものでも構いません。1枚で大丈夫です。
「薄い座布団なので2・3枚重ねましょうか?」とおっしゃっていただける場合がありますが、
1枚で結構です。
金屏風は絶対に必要なものではないのですが「あれば雰囲気効果がアップ」します。
高座を覆っている布は赤でなくても構いません。黒・紺などの深い色の布、もしくは、白色など
を使用して下さい。
高座の後ろには、高座に上がるための踏み台を置いて下さい。
マイクは、低いマイクスタンドで、なるべく広範囲の音声を拾うことができる性能を持ったものを
設置して下さい。
ピンマイクは落語には不向き(着物の擦れる音までも拾ってしまうため)です。
4・高座の構造:
布に覆われた下には会議用の机が重ねられている場合が多いです。
しっかりとした木箱や所作台・足場台などがあれば良いのですが、無い場合は会議用の机の足を畳んだ
状態で積み重ねて高座の基礎を組む(足を伸ばしたままだと、天板の強度に不安があります。)ことが
多いです。
重ねた部分を紐やガムテープで固定します。
最上部の天板の上に畳やコンパネを敷くことができれば強度が増します。
そして、全体(前面と左右面が隠れれば大丈夫)を布で覆って隠してしまえば、お客様には立派な
高座に見えます。
『みなさまのもとへ落語をお届けします』
出張落語会はいかがですか。みなさまのもとへ落語をお届けします。
「行事・イベントの中に落語を!」とお考えが上がりましたら、桂福團治一門が喜んで伺います。
☆「人権や福祉をテーマにした講演で桂福團治を呼びたい」
どんどんとお問い合わせ下さい。
例えば、90分の講演時間をいただける場合、全部を講演としてお話することもできますし、
「前半と後半に分けて、講演と落語」というようなプランにも対応できます。
講演は立ってお話しすることで対応できますが、落語は必ず高座を組んでいただかなくてはいけません
ので、どうぞご注意下さい。立って落語はできません。
☆「落語をじっくり楽しみたい」
桂福團治だけを招くことはもちろんですが、落語の時間がたっぷり取ることができる場合は
「桂福団治をメインに、弟子の誰かを一緒に連れて、落語会の雰囲気を盛り上げる」という事をお勧め
しています。
主催者様に弟子を指名していただくことはできませんが、事務所が責任をもって同行する弟子を決定
いたします。
例えば、90分の落語の時間を作っていていただけるのであれば、
・前半:弟子による「落語の楽しみ方の解説」と、滑稽な落語。
・後半:桂福団治による「じっくりと聴いていただく演目」の落語。
と、2部公正にして構成にしてメリハリのある落語会を実現します。
☆「落語やその他の演芸も含めて楽しいイベントを実現させたい」
桂福團治は「関西演芸協会」の会長も務めています。
「関西演芸協会」には落語家だけではなく、漫才師・マジシャン・漫談家・歌手・大道芸・講釈師など
関西地方に在住し、活動している演芸家が多く所属しています。
例えば、「さまざまな演芸で2時間の楽しいプランを組んで欲しい」というご要望にも応じられます。
出演者をご指名いただくことは困難ですが、主催者様から日程・ご予算・芸のご要望・お客様のご様子
などを伺いながら、福團治事務所が責任をもって出演者を組みます。
『桂福団治へのお問い合わせ』
落語口演・講演講師などの出演についてのお問い合わせやご依頼は
1・電話:06−6622−7848(桂福団治事務所)
2・メール:fukudanji@yahoo.co.jp
3・メールフォーム:http://form1.fc2.com/form/?id=802154
をお気軽にご利用くださいませ。
【桂福團治の手話落語】
【桂福団治からのメッセージ】
私が一番大事にしていることは「対話」ですね。
相手の言葉をしっかり聞くということが大切だと思います。
この頃は、何かあったら携帯電話での対話になってしまって、目の前に、相手がいるのに互いに電話を持ったりして、せっかくの出会いの場があるのに残念なことだと思いますね。
こうした携帯電話の普及などで、人とのコミュニケーション方法が変わってきました。
そのせいかどうかわかりませんが、昔の人は、空気を読むということが上手でしたが、今はあまりそうでないように思います。
それから、近所の人が集まっておしゃべりする井戸端会議とかについても、抵抗を感じてしまう人が多いのではないでしょうか。
でも、あそこからすごく知恵が生まれたんですよね。
子供の教育に対してでも、いろんなアイデアが出たり、悩み事も解決していったんやないかと思います。
私は三重県の四日市出身なんですが、文化圏は関西です。
方言はありますが、ニュアンスは大阪ですね。
ところが、電波は名古屋から来るんです、中部日本。新聞は中日新聞。
だから、情報は東京発信のものが多いですね。
でも、私は上方が好きで、やっぱり大阪が好きでね、高校を出てこちらへ来て、もう生粋の大阪人になってしまいました。
今では大阪に入ってくる弟子達に大阪というものを教えている立場です。
我々が大阪の文化やいろんなものを守らなあかんと強く感じています。
昭和35年に、桂春団治師匠に入門し、落語家になって早や50年近くになりますが、試行錯誤ではじめた手話落語もずいぶん長く続けてきました。
平成10年には、府知事から憲法記念日知事表彰(文化芸術)をいただきまして、自分の信じたこと、努力してきたことを表彰してもらって、うれしかったですね。
楽しい授賞式だったことを記憶しています。
次の一文は、この「手話落語」と私について書いたものです。
ご紹介します。
『手話落語と私』私が手話落語をはじめて、もうすぐ30年になります。
噺家として生きてきて、ある日過労から突然声が出なくなり、手術し、その闘病生活の中でふと思いついたもの、それが「手話落語」でした。
皆様も知っての通り、落語は話芸です。
耳で聞いて、目で見て、イメージを描いてもらう。
全く音のない落語というものは、想像もできないものでした。
私は、「ああでもない、こうでもない」と様々に思い悩みながら手話落語に取り組みました。
そして、ひょんなことから、初公開しなければならないことになってしまいました。
不安でいっぱいでしたが、高座を前にして逃げるわけにいきません。
「今日目の前にいるお客様に、私の全てを注ぎ込んで見てもらおう。無心となってやるしかないんや。」
と腹を決め、舞台に臨みました。
私は文字通り一心不乱に演じました。
すると、気がついた時には、会場を埋めた耳の聞こえない人たちが、私の拙い手話落語を見ながら腹を抱えて笑っているではないですか。
私は、安心すると同時に、自分自身の中が喜びで満たされていくのを感じました。
その時、聴覚文化である落語に初めて接した、耳の聞こえない人の喜びが、私を包み込んでくれたのだと思っています。
楽屋に引き上げ、舞台の興奮がさめやらぬまま数々のインタビューを受けていた私は、突然大きな不安に襲われました。
古典落語の幕内からの非難が急に目に見えるような気がしてきたのです。
「えらいことをしてしもうた。もうこれ一回だけにしとこ。」
自分がしたことの重大さに気がつき、すーっと楽屋口を出ようとした時、「福団治さん」と呼びかける声がしました。
10才くらいの男の子を連れたお母さんが立ったはりました。
「どうかこの子と握手をしてやってください。この子は耳が聞こえません。
毎年、この催しに連れてきているのですが、舞台が演芸に移っても笑ったことがありませんでした。
それが、今日福団治さんの手話落語を見て、心の底から楽しそうに笑ったのです。私の袖を引っ張りながら、体全体で笑っていました。
横にいて、こんなにうれしかったことはありません。よう手話落語というものを思いついてくれはりました。
どうかこれからもがんばってください・・・。」
あとのほうは言葉にならないほどでした。
あどけない少年の小さな手を握りながら、私も心で泣いていました。
(礼を言わなあかんのは私の方です。
拙い芸にも関わらず、こんなに喜んでくれはる人がいる。
それなのに私はさいぜんまで自分の保身ばかり考えていました。
情けないことです。おおきに、おおきに。)
この日の出来事は、私に、手話落語の社会的役割の大きさを教えてくれました。
いったん公にしてしまった以上、私個人の感情や事情でやめられるものではない。
それを育て、より多くの人に共有してもらわなければならない。
そういう決意が芽生えたのです。
幸い、直木賞作家の藤本義一さんほか、多くの著名人の方のバックアップを得ることができ、大きな支えになりました。
しかし、周囲の非難中傷の前に意欲がそがれそうになったのも事実なのです。
売名行為という声は後を絶たず、また、自分の勝手でやっているとは言え、女房、子供のことも気になります。
路頭に迷わすことはできません。
悩みに悩みましたが、「手話落語はみんなのもんなんや」。
そして「手話落語は、聴覚芸である落語とは違った、新しい芸能ジャンルや。自分はその開拓に携わることができるんや」。
その思いに至った時、迷いはふっきれました。
私が、見本も手本もないところから手話落語を考案して30年。
今、私を通じて手話落語を学び、東西で活躍されている方が100人を超えています。
彼らの演じる手話落語で笑っているのは、聴覚障害者の人ばかりではありません。
健聴者の人も笑っていることがしばしばあります。
その瞬間、聴覚障害者と健聴者という壁は消滅しているのです。
しかし、手話落語はまだまだ発展途上です。
聴覚障害者と健聴者誰もが楽しめる、そして、日本だけでなく世界へと通じる、「手話落語という新しい芸能ジャンル」を確立することが、私をはじめ、手話落語を応援してくださる方々の最大の願いなのです。
みんさまもぜひ、手話落語に接してみませんか。
多くの場所へ出向き、手話落語を体験していただいて「私も覚えて語りかけてみたい」と刺激を受けてくださったら、私の頑張れるエネルギーとパワーになります。
『桂福団治へのお問い合わせ』
落語口演・講演講師などの出演についてのお問い合わせやご依頼は
1・電話:06−6622−7848(桂福団治事務所)
2・メール:fukudanji@yahoo.co.jp
3・メールフォーム:http://form1.fc2.com/form/?id=802154
をお気軽にご利用くださいませ。